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歯ブラシ指導&歯ブラシ教室 

当院では、「虫歯ゼロ・歯周病ゼロ」を大きな目標として、患者様ごとに歯ブラシ指導&カウンセリングを実施しており、一人一人に合った予防プログラムを提案します。また、近隣の保育園で、お子様と保護者の方にご参加いただける「歯ブラシ教室」を定期的に開催しております。

近隣の保育園の歯科検診結果について

保育園での指導の様子

近隣の保育園の園児106名中で、虫歯のある子及び治療経験のある子は29名で、4歳以上のクラスで急激に人数が増える傾向にありました。これは、2歳半位で子供の歯が生えそろい、甘いものなどの摂取も増えることで3~4歳で虫歯の発生率が上昇するからと思われます。
そのため、リスク上昇前の2~3歳頃からかかりつけ歯科医院での定期検診&予防処置が重要となります。

虫歯を防ぐ3つのポイント!

①毎日の仕上げ歯磨き

仕上げ歯磨き

子供の歯(生え始めの永久歯も含め)は軽石のように密度が低いので虫歯になりやすく、虫歯の進行も早いため、毎日の歯のケアが大切になります。
それにもかかわらず、保育園でアンケートを取ると、小学校入学前に仕上げ磨きをやめてしまう御家庭が多くみられました。
大人の方でも歯科医院で歯磨きを指導された経験はありませんか?
しっかりと歯を磨くのは、大人でもなかなか大変なこと。子供任せにするのはリスクが高いと言えます。そのため、保育園時だけでなく小学生の間(学年により手伝う頻度は変化します)も出来るだけ仕上げ磨きをお願いしています。
また、子供は歯ブラシを噛んですぐに劣化させてしまうので、子供用と仕上げ用歯ブラシを分けるのもポイントです!

②適切な食事&おやつ&飲み物

おやつ

分かっていても習慣で辞められないことや、客観的に見ると問題がある場合があります。例えば、牛乳や乳酸菌飲料を健康に良いからと時間を決めずにあげたり。
牛乳なども他の飲料に比べ虫歯にはなりにくいものの、乳糖という糖分を含むため適切な摂取をしなければ虫歯の原因となり得るのです。
一人一人見直すポイントが違うため、歯科医院で客観的に見直されてはいかがでしょうか?
お子様も、親に言われると聞き入れないことも病院で言われると聞いてくれることもあるものです。

③かかりつけ歯科医院での定期検診&予防処置

歯磨きイメージ

これまでお話しさせていただいたように、子供の歯は弱いもの。歯科医院での専門的な歯の清掃は通常の歯ブラシの70倍の効果とも言われています。
しかし、毎日の歯磨きや習慣が正しいものでなければ、その処置も無駄になってしまいます。お子様の歯を守るためにも、正しい予防習慣を身につけ、定期的な検診と予防処置を受けましょう。

虫歯になりやすい場所

歯と歯の間
奥歯のかみ合わせの部分
歯と歯肉の境目

子供の歯は特に「歯と歯の間」「奥歯のかみ合わせの部分」が虫歯になりやすいので注意が必要です。

仕上げ磨きのコツ

①寝かせて磨く

寝かせて磨く

ひざ枕だと、上の歯が見にくいので、ソファーなどに寝かせてやると、全体が見やすい!

②ひとさし指で視野を広げる

ひとさし指で視野を広げる

なんとなく磨くと、歯の根元などが磨けない!

③仕上げ磨き用の歯ブラシを使用する

仕上げ磨き用の歯ブラシを使用する

子供は歯ブラシを噛んだり、力強く磨いたりして歯ブラシの毛先がすぐ開いてしまうので、仕上げ用は別に用意した方が、長持ち&清掃効率を維持できる!

よくあるご質問

歯ブラシ教室でのご質問があった項目の一部を掲載いたしました。
こんなときどうするの?という疑問がございましたら、来院時お気軽にご相談ください。

歯磨き教室の質問&アンケート
歯磨き教室の質問&アンケート(平成29年・秋)
保育園の歯科検診を受けているので、個別に歯科医院へは通院させていません。定期的に受診した方がよろしいでしょうか。
かかりつけ歯科医院への定期的な受診をお勧めします。
歯科医院であれば、健診を行う環境や設備がより整っていること、また集団健診は限られた時間で多くのお子さんの歯を診る必要がありますが、歯科医院ならお一人お一人のお子さんに合わせた歯磨き指導やクリーニング、フッ素塗布が可能だからです。
あごが小さく、あごと比較して歯が大きいので、歯間をきれいに磨けません。回数や歯間ブラシ・デンタルフロスの使い方(痛くない方法)を教えてください。
ワンタフトブラシという種類のブラシは歯間付近を磨くのに有効だと思います。なお当院では、歯間ブラシの子供への使用は行っておりません。歯の間をきれいに磨く場合は、デンタルフロスを使用することをお勧めしています。
デンタルフロスを使うときは「歯と歯の間を通す」のではなく、「歯の側面に合わせて滑らす」イメージでご使用ください。フロスで痛みを生じるケースはきつい歯間を通そうと力を入れたら勢いよく歯肉まで入ってしまった、という場合が考えられます。これは歯に対して真下や真上に向かって力を入れると起こりやすいので同じ歯間でも、例えば右の歯に沿わせて入れて左の歯に沿わせて引き出す、というように歯に対して横向きに力をかけるようにすれば、歯肉を傷つける心配もなく清掃効果も高いので一石二鳥です。
なおフロスにも種類がいくつかあり、多くは紐状のフロスが用いられますが、それでは使用が難しいという場合は、一般的には柄付きタイプを用います。いずれにしてもフロスはメーカーによって形状、紐の太さの違いなどありますので、使用の際は一度ご相談ください。
フロスは毎晩の使用をお勧めしたいのですが、頻度についてはお子さんの状況を見て調整しましょう。意外に、歯間ブラシよりフロスが好きというお子さんは多く感じます。
もし歯の矯正をするとしたら何歳ごろがよいでしょうか?歯科医を選ぶポイントはありますか?
矯正の開始時期に関しましてはお子さんのお口の状態と、矯正医の治療方法により大きく違いますので、まずはご相談ください。
歯磨きを嫌がって歯を食いしばるのでしっかり磨けません。上手なそらし方、口を大きく開けてもらえる方法はありますか?
歯磨きを嫌がるお子さんには、あとどのくらいで終わるかをイメージできるようにしてあげると、次第に受け入れてくれるようになります。お子さんが数を理解できるのであれば「10数えたら終わり」と終了時間を告知してあげましょう。また、もっと小さなお子さんには、その子の好きな歌を歌い終わるまでと言ってあげる、などです。あとどれくらいで終わるかが理解できれば、その間だけ我慢すればよいとわかるようになり、無理に暴れなくなります。するとこちらも余計な力を入れなくて済むので、歯ブラシがどこかにあたって痛いということもなくなります。このようにお子さんには、決まった時間おとなしくしていた方が痛くなく、早く終わるんだ、と気づかせてあげられることができれば、グンと協力的になります。
そしていつもより少しでも上手にできたら大げさにほめてあげてください。「あれ?できた?」の経験は次からがらりと変わるきっかけになることがあります。歯を食いしばってしまうのであれば、「前歯と歯の横がよく磨けるよ~」と言って、そこから磨いてしまえばよいのです。「最後にお口を開けて10で終わりにしよう」と話して、本当に10で終わりにします。もう少し磨きたいと思っても欲張りません。
それでも嫌がる場合は、歯ブラシが当たって痛い、鼻が詰まっていて苦しい、などきちんと理由がある場合もあります。
またヘッドの小さい子供用の歯ブラシであっても舌やお口の奥にあたって嫌がっていることもあります。そのような場合は、前述のミクリンブラシはコンパクトで良いと思います。お子さんが4・5歳であれば、家庭用の汚れ染色液を使用して鏡を見せると、自分で一生懸命落としてくれたりもします。手鏡を持たせて汚れの状態を見せながら、残りを保護者の方が仕上げとして磨き落としてくれると受け入れてくれやすいかもしれません。このほか、歯磨き粉を数種類用意して選ばせたりするなど、とにかく歯ブラシ嫌いのイメージを改善していくのが望ましいですね。
歯磨きをすごく嫌がります。そのうち嫌がらなくなりますか?
2歳後半~3歳くらいになると、子供が言葉を理解する力が伸びていきます。そうすると歯磨きを嫌がる子が変わってくることが多いです。3歳を過ぎても嫌がる場合は、歯ブラシは痛い!というイメージを持っている場合もあるので、磨き方(ブラッシング)や使用している歯ブラシを見直してみましょう。
歯医者へはいつごろから行った方が良いですか?
葛飾区には2歳児とその母親を対象にした「すくすく歯育て歯科健診」という制度があり、区から各家庭に通知が届きます。まずはそれを利用し、お子さんと一緒に歯科医院を受診してください。当院で受けるのであれば、お子さんの成長に合わせた定期検診の間隔を設定します。
フッ素塗布はいつ頃歯医者で行えばよいですか?(歯磨きの時は大泣きです)
葛飾区の二歳児の母子を対象とする「すくすく歯育て健診」ではフッ素塗布を行っています。フッ素塗布や定期検診を始める一つの目安としています。(当院で受診可能です。)
ぐらぐらして抜けそうな歯は、自然に抜けるまで待つべきですか?
本来抜ける時期を過ぎても抜けない歯は、隣の歯や後から生えてくる大人の歯を邪魔してしまうことがあります。まずは一度歯科医にご相談されることをお勧めします。定期的にかかりつけ歯科医院を受診すれば、経過を観察するか、場合によっては抜くこともあるでしょう。いずれにしても生え変わりをしっかり管理してくれると思います。
歯磨きの後に、刺激の強い液体歯磨きを毎晩やっています。親子でやっているのですが、大人はともかく、子供には刺激が強いのでやめさせようと思っているのですが、子供本人(5歳)は喜んでやっています。同じシリーズの中でも特に刺激が強いのを使用しているので心配です。子供の歯には影響はあるのでしょうか?
歯だけでなく、舌やお口の粘膜にも強い刺激があるものなら、当院ではお子さんの使用はあまりお勧めできません。まずはお子さんが刺激の強い液体歯磨きを好む理由をよく聞きだしてみましょう。
もし刺激が強いものに慣れてしまって弱いものが物足りなく感じるのであれば、お子さんにはデメリットが大きいことを話して、お子さんに合った液体歯磨きや洗口剤に変えてみてください。意外と他のものは馴染みがなかっただけで、「自分専用」があることを喜んでくれるかもしれません。また大人と同じものを使っている誇らしさが理由なら親子で他の液体歯磨きに変えてみるのもひとつです。
2歳9か月の娘がいます。休みの日は朝・昼・晩歯磨きをしていますが、歯磨き粉を使わず水だけで磨いています。歯磨き粉を使わなくても大丈夫なのか、いつ頃から使えばよいのか、また歯磨き粉の選び方を教えてください。
水だけで磨いても良いと思われます。口の中が泡立たないため、歯ブラシが歯にきちんとあたっているか、汚れが落ちているかをよく確認しながら磨けます。汚れを落とすことが目的なら、毎回の歯磨きで歯磨き粉を使う必要はありません。
お子さんの場合、歯磨き粉の目的はフッ素による虫歯予防効果とモチベーションアップでしょう。歯磨きの後に、フッ素入り歯磨きジェルを歯ブラシにとり、歯全体に行き渡るように軽くブラッシングして一度だけ口をゆすぐ方法が効果的です。泡立ちにくく細部まで行き渡りやすいジェルタイプが使いやすいと思います。また、お子さんが好きな味の歯磨き粉を探してみたり、日替わりで味を自分で選ばせてあげるというのもお勧めです。
歯磨きの時、歯磨き粉を付けずに磨いています。まだ虫歯はありませんが、やはり歯磨き粉を使用するのが一番の虫歯予防でしょうか?歯磨き粉は本人(4歳)が嫌がって以来使っていません。
歯磨き粉を使用しているからといって、それだけで完璧に虫歯を防げるわけではありません。また、使っていないからといって、必ず虫歯になってしまうわけでもありません。食事やおやつの食べ方(食べるもの、飲むもの、食べる時間、食べる回数)、口の中の環境(歯並び、唾液の量と質、虫歯菌の数)、清掃状態(歯磨きの仕方、時間、回数)など、様々な要因が影響しあって虫歯は発生してしまうのです。そのためお子さんごとに虫歯になる状況は違います。
歯磨き粉が嫌いなら歯科医院での定期検診の時だけはしっかりクリーニングとフッ素塗布をして、普段は歯磨き粉をを使わない、という方法が良いのではないでしょうか。また、歯ブラシ後にフッ素のジェルや洗口剤を使うのも良いかと思います。

医院概要Summary

クリニック名
小じま歯科医院
診療科目
一般歯科・口腔外科・小児歯科・インプラント・審美歯科
住所
〒124-0023
東京都葛飾区東新小岩5-21-10
アクセス
≪JR総武線≫
新小岩駅 徒歩8分
≪京成タウンバス≫
東新小岩五丁目 下車徒歩1分
上平井中学校 下車徒歩1分
TEL
03-3696-1761
休診日
木曜・日曜・祝日
クレジット
VISA, JCB, AMERICAN EXPRESS, Mastercard, Diners Club
※クレジットカードは自費診療の際のみご利用いただけます。
休診日:木曜、日曜、祝日
9:00〜12:30
14:30〜18:00

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