予防歯科
これからは予防歯科の時代です
今までは、むし歯や歯周病で歯が痛くなってから歯医者さんに行き、それから治療を行うという流れが多かったと思います。
しかしこれからの歯科治療は、虫歯や歯周病で悪くなった部分を治療するのではなく、いかに健康な状態を長く維持する事ができるかが重要なことだと考えられています。
これが「予防歯科」という考えです。
12歳児の日本人のむし歯保有数を、予防歯科の先進国であるフィンランドの12歳児と比較すると、約4倍になっています。
やはり、その差は「予防歯科」にあると言われているようです。
当院では、患者様ごとに適した予防歯科プログラムを行い、痛みもなく、かえって心地いいとご好評を頂いております。
つまり予防歯科とは現在はもとより未来にも繋がる「理想的な歯科治療」ともいえます。
予防歯科の定番 ~PMTC~
PMTCとは、【プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)】の略です。
日本語に直訳すると「歯科専門家による機械的なお口の清掃」ということとなります。
当院では、虫歯や歯周病予防の為、PMTCに力を入れております。
実際にPMTCを経験されると歯医者のイメージの痛いというものではなく、心地良いと感じられる患者様がほとんどです。
PMTCで得られる効果
お口の中の細菌を減少させ、プラークの再付着を防ぎます。
自分自身で出来る虫歯予防の為に
歯ブラシ指導
当院では、歯ブラシ指導を実施しております。ブラッシングの仕方で、虫歯予防は変わります。また、フロスを使用していただくと、約30%清掃効率が上がると考えられます。
効果的なフロスの使い方についても、指導いたします。
定期検診の推奨
毎日の歯磨きを行っていても、歯垢や歯石はついてきます。一旦ついてしまった歯石は、歯ブラシでとることはできません。放置すれば歯石はどんどん固くなり、増えていきます。
また、細菌の温床となり、歯周病の原因となったりもします。
歯石となる前に歯垢を上手なブラッシングで除去するとともに、たまってしまった歯石の除去をお勧めしております。
フロスを使う時の3つのポイント
Point.1 フロスは中指に巻き付けよう
まず、フロスを40~50cm切り出します。そして中指に巻き付けます。(手中指に1回、残りをすべて左中指に巻き付けます)
人差し指と親指でフロスをつまみます。つまんだ時の感覚は3cm程度。汚れを最も落としやすい長さです。
Point.2 歯ぐきの中1~2mmまで入れよう
つまんだフロスを歯と歯の間にゆっくり入れます。
歯の裏側にフロスを沿わせながら、歯ぐきの中1~2mmまで入れます。上下にゆっくり動かしながら、歯ぐきの中に隠れているプラークを掻き出します。
Point.3 1ヵ所ずつキレイなフロスを入れよう
1ヵ所お掃除したところにはごっそり取れたプラークが!
汚れたところは巻き取り、キレイなところを出して次の場所をお掃除しましょう。せっかく落としたプラークや細菌を移動しない為です。