医療費控除についてDeduction
医療費控除について
医療費について確定申告の手続きをすると一定の金額の所得控除を受けることができます。
これを医療費控除といいます。
申請には領収書が必要になります。
医療費控除の対象となる医療費とは
- 納税者が、自分自身又は自分と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費であること。
（単身赴任中のお父さんや、進学で離れて暮らす子どもも医療費を合算できます。） - その年の1月1日から12月31日までに支払った医療費であること。
医療費とは
医師等による診療等を受けるために直接必要な費用です。具体的には
- 医師、歯科医師に支払った診療費、治療費
- 治療、療養のための医薬品の購入費
- 通院費用、入院の部屋代や食事代の費用で通常必要なもの
などです。
控除対象金額の算出方法
「今年一年間に支払った医療費の額」－「保険金等をもらった金額」＝控除対象金額
※「保険金等をもらった金額」とは
出産育児一時金、配偶者出産育児一時金、家族療養費、高額療養費、損害保険会社や生命保険会社から支払われた傷害費用保険金、医療保険金、入院給付金 など
医療費控除による所得税・住民税の減税額の目安
※あくまで目安の金額となっておりますので、詳しくは税務署までお問合せ下さい。
扶養家族がいる場合
| 課税所得金額 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 200万円 | 400万円 | 600万円 | 800万円 | 1000万円 | ||
| 支払った医療費の合計 | 20万円 | 17,500円 | 30,000円 | 30,000円 | 33,000円 | 43,000円 |
| 30万円 | 32,500円 | 60,000円 | 60,000円 | 66,000円 | 86,000円 | |
| 40万円 | 47,500円 | 90,000円 | 90,000円 | 99,000円 | 129,000円 | |
| 50万円 | 32,500円 | 120,000円 | 120,000円 | 132,000円 | 172,000円 | |
| 100万円 | 137,500円 | 250,000円 | 270,000円 | 297,000円 | 387,000円 | |
| 150万円 | 212,500円 | 350,000円 | 420,000円 | 451,500円 | 602,000円 | |
| 200万円 | 287,500円 | 450,000円 | 570,000円 | 601,500円 | 727,000円 | |
単身世帯の場合
| 課税所得金額 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 365万円 | 615万円 | 842万円 | 1058万円 | 1258万円 | ||
| 支払った医療費の合計 | 0円 | 307,000円 | 782,000円 | 1,390,000円 | 2,031,000円 | 2,803,000円 |
| 20万円 | 289,000円 | 751,000円 | 1,360,000円 | 1,998,000円 | 2,759,000円 | |
| 30万円 | 274,000円 | 721,000円 | 1,329,000円 | 1,964,000円 | 2,716,000円 | |
| 40万円 | 259,000円 | 690,000円 | 1,299,000円 | 1,931,000円 | 2,672,000円 | |
| 50万円 | 244,000円 | 660,000円 | 1,268,000円 | 1,897,000円 | 2,628,000円 | |
| 100万円 | 168,000円 | 528,000円 | 1,116,000円 | 1,730,000円 | 2,410,000円 | |
| 150万円 | 93,000円 | 427,000円 | 964,000円 | 1,573,000円 | 2,232,000円 | |
| 200万円 | 17,000円 | 326,000円 | 812,000円 | 1,421,000円 | 2,065,000円 | |
歯科クリニックで医療費控除の対象となる主な例
- 保険診療で支払った治療費
- インプラントや審美歯科など自費診療で支払った治療費
- 通院で必要な交通費（公共交通機関）
※医科クリニックで治療にかかった費用や、治療のための医薬品購入費等も対象となります。
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歯科クリニックで医療費控除の対象とならない主な例
- 通院のための自家用車のガソリン代、駐車料金
- 診断書代
医療費控除を受けるために必要なもの
- 確定（還付）申告書（給与所得者は源泉徴収票）
- 印鑑
- 銀行等の通帳
- 診察の際の領収書（コピー不可）
申告の期間
翌年の2月16日～3月15日
